に投稿

モルタルの床材の特徴

モルタルの床材が最近注目を浴びているのを知っていますか?
機械的な雰囲気を醸し出してくれるモルタルの床材は、カフェやスタジオなどインダストリアルな空間にしたい人たちから高く支持されています。
そんなモルタルの床材の特徴、メリット・デメリット、おすすめの使い道について解説。
モルタルの床材を家の中に使用しようかと思っている人たちはぜひ参考にしてください。

モルタルの床材の特徴

建築材料の一つであるモルタルは、水と砂とセメントを混ぜ合わさってできています。

一見、無機質な印象ですが、独特の温かみがあり、カフェやスタジオといった雰囲気を演出したい人におすすめです。

モルタル床材を施工できる業者は少ないため、ある程度経験のある人に依頼する必要がありますが、モルタルならではのカッコ良さはほかの床材ではなかなか出せません。

モルタル床はDIYも可能で、モルタル粉などを使って自分なりに床をリフォームしてみるのもいいでしょう。

ただし防音性に欠けるため、下の階に響くという理由で、一部のマンションではモルタル床へのリフォームが禁止されています。

またリフォームがOKな場合でも、汚れ等がつかないよう、専用の塗料を使うなどの工夫を凝らすことをおすすめします。

モルタルの床材のメリット

モルタルには以下のメリットがあります。

1.デザインがカッコいい

無機質な空間を演出したいのであればモルタルの床材がおすすめです。
またモルタルの壁にレンガや石や岩、樹木などをカービング(彫刻)で描くモルタルアート(モルタル造形)も一部で盛り上がりを見せています。

2.蓄熱性が高い

モルタルは熱を蓄えやすい性質を持つため、床暖房と組み合わせることで、部屋を暖かく保つことができます。
床暖房のほかにも、薪ストーブとも相性がいいです。

3.メンテナンスが楽

モルタルの土間などは、多少の汚れであったらさほど目立ちません。
気になる汚れは、デッキブラシやたわしでこすれば、たいてい落ちます。
掃除が苦手な人に向いている床材です。

モルタル床材のデメリット

モルタルの床材のデメリットを紹介します。

1.クラック(ひび割れ)が入る

モルタルは下地が乾燥することにより、収縮を起こすため、ひび割れが発生しやすいです。
ほかにも、地震による揺れや日光や雨水などもひび割れに作用するといわれています。

大きなひび割れはモルタルの劣化を早めてしまうため、樹脂製のコーキング材(シーリング材)を注入するなど早めに対処しておきましょう。

2.足腰が疲れやすい

お子さんや高齢者など足腰が悪かったり、転倒のおそれがあったりする人には、硬くて疲れやすいため、モルタルの床材はあまりおすすめできません。
キッチンなど、長時間いる場所にはあまり使用しないほうがいいでしょう。

リビングなどに使用する際は、フローリングやカーペットとの併用をおすすめします。

3.防音しづらい

モルタル床は硬いため、カツンコツンといった靴音などが響きます。
扉の開け閉めの音なども予想以上に聞こえます。
防音カーペットを敷くなど、何かしらの対策をしたほうがいいでしょう。

4.断熱性が低い

モルタル床は断熱性が低いため、冬の外気などは取り込んでしまいます。
そのため、床暖房との併用をおすすめします。

おすすめの使い道

モルタルの床材は室内だけでなく、玄関や土間にも使われています。
とくに玄関の床材としては、モルタルは外部環境とつながりやすいため、内外の雰囲気を統一してくれます。
ほかにも、駐車場の床材などとして、よく利用されます。

またモルタルは、タイルやレンガを壁にくっつけるときの接着剤や、ブロックや壁の下地材などとしてもよく使われています。
目地などを塗るときも、モルタルを使用することが多いです。

モルタルの床材でカッコいい空間を!

モルタルの床材についてお伝えしました。
モルタルの床材はキッチンやリビングだけでなく、玄関や土間、駐車場などにも使用されています。
モルタルならではの独特な無機質感、温かみは惹かれるものがありますよね。
「家の中をカッコいい空間にしたい」「土間に興味がある」などといった人たちは、ぜひモルタルも検討してみてください。

その他のの床材について

本記事ではモルタルの床材特徴についてご説明させていただきました。

・チークの床材について

・チェリーの床材について

・ナラの床材について

・パインの床材について

・メープルの床材について

・アッシュの床材について

・ウォールナットの床材について

・オークの床材について

・桜の床材について

・栗の床材について

他にも様々な種類の床材があります。
それぞれ紹介している記事がございますので是非ご覧ください。