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床材の耐久性・耐用年数

床材の耐久性ってどれくらい?
新築のときはピカピカだった床も、使うにつれ傷やシミがつくなどして汚れてしまいます。
では各種床材の耐久性はどのくらいなのでしょうか? 耐用年数は?
また硬くて強度のある床や、傷・汚れに強い床材も紹介。
できるだけ長く清潔に床材を保ちたいと考えている人は、ぜひご覧ください。

床材の耐久性は?

床材の耐久性は、種類によって変化します。
例えば、無垢フローリングは比較的耐久性が高く、30年以上長持ちするのが一般的。
同じフローリングでも、複合フローリングの場合、10~15年ほどが寿命だといわれています。

また床材の耐久性といっても、どのような性質を持っているかは種類ごとに異なります。
例えば、重歩行や重い家具などに耐えられる床材もあれば、水に濡れても平気だったり、カビや反りなどが発生しづらかったりして耐久性が高い床材もあります。

また床材そのものに強度はなくても、表面加工を施すことによって、傷をつきにくくしたり、水回りでも使えたりするようにしているものもあります。

耐用年数はどれくらい?

床材の耐用年数はどれくらいか。床材の種類ごとに見ていきましょう。

1.フローリング

上述のとおり、フローリングといっても種類によって耐用年数は異なります。
無垢フローリングの場合は30年以上、なかには50~60年近く長持ちするものもあります。
また無垢フローリングは経年による変色や傷などもありますが、それすらも木ならではの持ち味と好む人もいます。
無垢フローリングは水分が大敵なので、水をこぼしてしまったときは即座に拭くようにするなど、長持ちさせるためには日ごろからの手入れが重要です。

複合フローリングの耐用年数は10~15年ほど。
複合フローリングを利用している方は、これぐらいの期間がたったら張り替えを検討することをおすすめします。

2.クッションフロア

クッションフロアの耐用年数も10年ほど。
クッションフロアは安価で柄・デザインも豊富、リフォームしやすいなどの特長がありますが、変色・変形しやすかったり、耐久性が低かったりするため、定期的な張り替えが必要です。

ふだんは水拭きでお手入れでき、どうしても取れない汚れは、歯ブラシや洗剤などを使用して取り除いていきましょう。

3.カーペット

カーペットはほかの床材に比べると耐久性が低く、耐用年数は5~6年といわれています。
客間など高級感を出したいときによく用いられますが、丁寧に掃除機がけなどをしないと汚れたり傷んだりしてしまいます。

カーペットタイルを利用すると、汚れた部分だけ洗うことができるので、より長くキレイを保つことができます。

強度があり硬い床材はあるのか

強度があり硬い床材の一つが、広葉樹のフローリング。
とくに広葉樹のフローリングのなかでも、チークやオーク(ナラ)、アッシュ(タモ)、ヒノキ、チェストナットなどは強度が高く、硬い床材を求めている人におすすめです。

またタイルの床材も硬質で強度が高いです。
傷もつきづらく、重い家具なども気楽に置けます。

傷や汚れに強い床材はあるのか

傷に強い床材の一つが、フローリング。
とくに上記同様、広葉樹を使ったフローリングがおすすめです。

汚れに強い床材の一つは、クッションフロア。
耐水性があるため、ジュースなどをこぼしてしまってもサッと拭き取ればいいだけ。
水回りなど汚れやすい部分によく使われています。

吸水性がないといった点では、タイルも汚れを拭き取りやすいです。
ただしすき間(目地)に汚れやカビがつきやすいので注意が必要。

また合板フローリングも、表面加工によって、傷や汚れに強くなっている商品が増えています。
ただし、お手入れをしないと表面加工がはがれてしまい、汚れなどがしみこみやすくなってしまうため注意しましょう。

耐久性のある床材でいつまでもピカピカな床を

床材の耐久性についてお伝えしました。
最初はキレイだった床材も、日常的に使っていくうちに傷やシミなどがついて汚れていってしまいます。
しかし適切なお手入れ・メンテナンスを欠かさないことで、長持ちする床材もあります。
ぜひ新築のころの輝きを保ち続けるためにも、傷や汚れなどに強い、耐久性のある床材を選んでいきましょう。