
床材を貼りたいと思っても、どのように貼ればいいか分からない、という方もいると思います。
床材の貼り方ってどうすればいいのでしょうか? また床材の貼り方の種類とは?
壁に床材を貼りたいという方向けにも解説を付け加えています。
床材の活用方法に悩んでいる方は、ぜひとも参考にしてください。
床材の貼り方
床材の貼り方を紹介します。
1.下準備
使用道具をそろえ、床を掃除し、ほこりやゴミをキレイに取り除きます。
その後、固く絞った雑巾で全体を拭いておきましょう。
そして、床の長さを正確に測ります。
ドアの部分も開閉に差しさわりがないか、確認しておきましょう。
2.仮置き
床材を仮置きします。
タイル系の床材の場合は部屋の中心部から、フローリングの場合は壁際から並べていきます。
中心部から並べていくと2人で左右同時に作業できるため、工事時間の短縮にもなります。
既存のサイズに合わない場所は、カットして、適した形にしていきましょう。
3.貼り付け
仮置きした床材を実際に貼り付けていきます。
床と壁のすき間が気になる人は、最後に巾木を取り付けると、より見栄えが良くなります。
床材の貼り方の種類
床材の貼り方にも種類があります。主な貼り方の種類を紹介します。
1.置き敷き
釘や接着剤などを使用しないで、置くだけで施工できる工法。
床材の裏面に滑り止めがついており、ちょっとやそっとのことではずれないタイプもあります。
剥がすのが容易なため、賃貸マンション・アパートなどでよく使われています。
2.直貼り
コンクリートの床に直接専用のボンドで貼り付ける工法。
まず貼る床面の長さを測り、中心線を引き、中心線に合わせて、どこから貼るか決めていきます。
無垢フローリングの場合、伸縮に備えて、壁際は5㎜ほど空けておきます。
仮置きをしたら、いったん外し、コンクリートの上に直接ボンドをつけて床材を貼り付けていきます。
直貼りは、緩衝材付きフローリングなど直貼り用フローリングを使用するため、フローリング単体の値段はアップするものの、全体では価格を抑えられることが多いです。
3.糊・クギ併用工法
糊とクギの両方を用いる施工方法。
現在、日本ではこの工法が最も用いられています。
とくに無垢フローリングの施工の際は、糊・クギ併用工法を用いるのが一般的です。
床材を壁に貼る方法
床材の裏面に糊や接着テープなどをつけて壁に貼ることもできます。
ただし、床材は基本的に床に貼り付けるものです。
糊や接着テープを付けることで、床と同じ方法で貼り付けることも可能ですが、できれば壁用の材料または壁・床兼用の商品を使用するようにしましょう。
床材の貼り方は色々ある!
床材の貼り方は分かりましたか?
現在、日本ではさまざまな床材が存在し、床材ごとにも色々な貼り方があります。
床材の貼り方は一朝一夕で学べるわけではありません。
ぜひそれぞれの床材や工法の特徴を理解したうえで、最適だと思う方法で床材を貼っていきましょう。
床材の張替えについて
本記事では床材の貼り方や剥がし方についてご説明させていただきました。
床材の張替え方・剥がし方
こちらの記事にて、床材の貼り替え方について詳しく記載していますので、合わせてお読みください。