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滑りにくい床材の種類・特徴

高齢者やお子さん、ペットなどと一緒に住んでいる場合、滑りにくい床材がいいと考えている人もいるでしょう。
滑りにくい床材にはどのようなものがあるのでしょうか? 滑りにくい床材の特徴とは?
ここでは、床材の“滑りづらさ”について解説。
転倒が不安、足腰が悪いなどの理由で“滑りづらさ”にこだわっている人は、ぜひご一読ください。

滑りにくい床材の特徴

滑りにくい床材は表面がざらざらしています。
フローリングや大理石など表面がツルツルしている床材は逆に滑りやすいです。

また滑りやすい床材の中には、滑らないよう特別な加工が施されているものもあります。
浴室内の床材などの場合、すぐ乾く素材のほうが、滑りにくくなります。

滑りにくい床材の種類

滑りにくい4つの床材を紹介します。

1.クッションフロア

クッションフロアは滑りにくい床材の一つ。
とくにペットが滑ってしまうことを悩んでいる方は、ペット専用のクッションフロアを敷くのがおすすめです。
住宅用クッションフロアでも滑りにくいですが、ペット対応用のクッションフロアはさらに滑り止め加工がされているため、足腰の悪いワンちゃんなどでも安心して過ごせます。

2.コルク

コルクも摩擦性に優れていて、滑りにくいです。
ポルトガル産など、高価なコルクの床材はとくに弾力性や摩擦性に秀でており、歩行しやすくなっています。

また100%コルク素材の床材のほうがより滑りにくいです。
有害物質も含まれていないので、安心安全に使用できます。

ただしコルクの床材を施工できる業者は少ないので、コルクマットを使用することなども考えておきましょう。

3.フロアタイル

フロアタイルも凹凸が表面にあり、ざらざらしているため比較的滑りにくいです。
とくに防滑タイプのフロアタイルは滑りづらくておすすめです。

4.タイルカーペット

タイルカーペットは起毛による凹凸があり、グリップ性に優れています。
そのため滑りにくく、足腰の悪い人やペットにおすすめです。

フローリングの場合、必要なところにだけタイルカーペットを敷くという使用の仕方もOK。
またタイルカーペットはクッション性も優れているため、万が一転倒したときも衝撃を吸収してくれます。

床材に使える滑り止め

すでにある床材を滑りにくくするにはどうすればいいのでしょうか?

まず滑り止めの役割を果たす塗料などが販売されています。
フローリングの場合はワックスがけを行うことで、滑りやすさを改善できます。

また滑りやすい床材の上にマットを敷く場合、床とマットの間に挟むだけで滑り止め効果を発揮する商品もあります。
キッチンや洗面所など水回りの場合は、防水シートを敷くことで、水濡れによる滑りや転倒を防げます。

滑りにくい床材で安心な生活を送ろう

滑りづらい床材についてお伝えしました。
毎日歩く床が滑りやすいと、知らず知らずのうちに足腰に負担を与えてしまいます。
転倒して大ケガしてしまう恐れも。
そうならないためにも、床材選びは慎重に。
家族の状態に合った床材を選んで、安心安全の生活を送りましょう。